確証はない。それを信じるしかない。

meetsall.exblog.jp
ブログトップ
2007年 02月 08日

居城純子 ユメ十夜 現代美術展の役割 時効警察にUKrock

 いろいろ片付けながらも、blog更新できない日々が続いた。まだ片付けなければならないことが差し迫っているんだけど、ちょっと一服。
時間の合間を縫って、観てきたものの雑感と感じたこと、気づいたこと。


大阪府立現代美術センター 居城純子「入れ子の庭」
アメリカで居城が出会ったとされる壮大な風景を巨大なキャンバスに描いているのだが、画面の一部はところどころ剥がされている。その剥がされた一部は、床に無造作に敷かれ、その風景に存在していたであろう動物、人間の小さなフィギュアがその上で様々な営みを行なっている。それを観ている人間は、床に座ってみるという手法。
その視点からの世界は、通常、風景を目の当たりにしたときに去来する壮大さやパノラミックなイメージを感じさせる。一方で、キャンバスにある風景は、一部が「不在」の状態は、風景の壮大さというイメージのままでは済まされないその風景の見えているものの奥に存在していた空気を感じさせるようだった。時間を忘れたいい展示だった。
限定で、彼女のこれまでの作品のカードや作品の一部などが入った黒い封筒がもらえる。ナンバーがふられていて2000部限定らしい。内容が面白かったんでもらってきた。
(黒い封筒というセンスもいい)

「ユメ十夜」
夏目漱石の小説の映画化(らしい)。オムニバスで10人の監督がそれぞれの「ユメ」を担当する。シリアス、コメディ入り混じっている。面白かったのは、「第五夜」の豊島圭介が監督で市川実日子が出演していたもの。過去の後ろめたいものがある妻が今のダンナにそれを見られまいと、今にもその事実に触れようと(なぜか)森を徘徊しているダンナを止めるために、草原を馬で駆け抜けるというもの。それを止めようとする化け物がいるのだが、それは実は過去の自分だとわかる。結局ダンナは、その事実を見てしまうのだが、それを許容する。実は、そのダンナにも自分の「化け物」がついていたのだから。という話。
まあ、これが劇画チックなところもあり、グロテスクなところもあり、夫婦の間の関係の複雑さも感じさせ、短時間で楽しめた。
あと、西川美和が監督だった「第九夜」。戦争に行って、表はお国のためと息巻いているダンナは、実は現地でハメはずして、遊びほうけ、それを見送る妻は、健気にも無事帰ってくるようお百度まで踏んで祈るという話。これも夫婦だな。
あと、松尾スズキのコメディやらあったけど、市川昆のサイレント映画はいいとして、他は半分寝てたぐらい。

近現代美術館でのミュージアムの理念ってなんだろうと考える。というか、近日中にひとつの形にしないとならないから考えているのだけど。
地域博物館などでは、地域の課題解決や情報センター的な役割、さらには文化掘り起し、利用者主体でマネジメントすることなど様々な視点からのアプローチがあるけど、「近現代」で「美術館」での今日的役割って何だろうと思う。いろいろ調べているのだけど、とある現場の人が書いていた「新奇性」を「確立」に変えて行くことという役割に少し興味を持つ。つまり、現代美術はフォーマリズムの文脈だけでなく、すでに多数に分かれた文脈から成り立っており、「芸術」とカテゴライズされていたものは「アート」というように、幅広く表現を括られつつある。そうしたなかでは、「新奇」とされる表現も平面に限らず、映像、CG、工芸、彫刻と手段限らず、無限に広がっていく。そこで、ミュージアムは、それが創出された文脈を押えつつ、新たな解釈を与え、現代の一つの「確立」として提示するというものである。
そこに社会の見えなくされられている構造や抱えている問題の提起を、現代美術の表現を通じて、可視化されたものを施設のメッセージとして観ている人に伝えようとすることじゃないかなぁと思ったりする。

「写真」
3月に展示があるので、それに向けて、引き伸ばしにかかっている。といっても、良心的な工房があるので、カラーをそこに任せている。値段もリーズナブル。しかも、こちらと対話して、ちゃんと要望を聴いてくれる。2月中旬までにセレクト完了で、3月までに仕上げる予定。

「ドラマ」
「時効警察」というテレビドラマがあった。お気に入りだったのだが、その続編を4月からやってくれるらしい。楽しみ。

Ipodの中にある楽曲はジャンル雑多なのだが、最も多いのはUKロックだと気づく。ロックは好きなジャンルで、特にUKは70年代の曲でも全然古さがなくよい。よって、UKフォルダを作ってそれを最近聞く。Bloc partyを好んで聞いていたのだが、最近出たセカンドがいまいちだった。
[PR]

by stoneroses8010 | 2007-02-08 00:04 | その他


<< プリント      さてさて >>