2007年 04月 16日

視点

今日はテスト撮影しに行く。試行錯誤もいいところ。
ずっと昨日言われた「視点」の意味を考えていた。
文脈から身体的な視点を指していると思えるけど、日本人の身体って1億人以上もいるのだから、似たりよったりで、やはりそれだけでオリジナリティがあるとは思えない。撮る主体が被写体にどう向き合うか、主体がどういった社会的な文脈に乗った上で、そうなったのか、それが、美術史的に写真史的な流れにどうぶつかり合えるのか。それがオリジナルの「視点」じゃないかなぁ。と思ったりする。

シンディ・シャーマンは、自らがB級俳優になりきって、映画の一場面のようなセルフポートレートを撮る。見たままなら、それは俳優気取りの単なるセルフになるだろうけど、そこには、男目線による女性への視線。ファッションによって自分自身を幻想に惑わせるような消費社会。といった時代的背景とそれに呼応した作者の視点(コンセプトにも近いものなのかな)というのがあって、ビジュアルのみにプライオリティをおく視点とは異なる。

写真の話は、やはり写真を観ながらじゃないと抽象的で、あまり写真を見ていない、もしくは考えていない人、もしくは写真に懐疑的でない人は、実績ある人の意見に無条件にのまれてしまうように思える。
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by stoneroses8010 | 2007-04-16 00:44 | 我思ふ


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