2005年 02月 08日

大学淘汰の時代の中で・・・

本日のニュースにて。

<大阪>関大が新キャンパス構想 駅前に高層ビル

来るべき(いや、もう到来済みの)大学入学者数減少時代に対して、大手私立大学が学生を確保するために打った「囲い込み作戦」である。幼稚園から英語教育を取り入れ、中学、高校では授業が英語で進められるといったように、学校教育だけでなく、その周辺の多様な教育機関(たとえば、土日のみに通うアメリカンスクール)に対しても、遜色ないカリキュラムを設け、あらゆる教育形態を集積させようとしている。

しかし、どうにも違和感を受ける。国公立大学は法人化され、「効率性」や経営に対する努力が求められるだけでなく、「民業圧迫」としてその存在意義まで問われているなか、民間の多様な教育実践の場として期待されている私立大学が、学生確保を優先とした保守的経営に乗り出すのである。経営を維持することは組織として当然の策であるが、ビルに寄せ集めるだけというのはなんとも芸がない。新学部を作ることも、もはや一過性的な入学者数の増加しか見込めないことが証明されつつある状況である。小手先の経営戦略では先が知れている。だからこそ、これから入学してくる人間(つまりは、お客さん)の立場に立った経営が求められてくることは当然であるのだが、今回の関西大学の一件にそれが見えないのは残念なことである。
ちなみに同志社、立命館、関西学院も小学校の設置に乗り出したとのことである。
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by stoneroses8010 | 2005-02-08 23:06 | 我思ふ


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