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2005年 02月 20日
開催まであと、約7ヶ月の横浜トリエンナーレの続報。 1)「YCAN」なる市民協働ネットワークを作り、様々な市民レベルの活動を取りまとめ、市民の活動の継続、発展を狙う。今回は活動の一環としてフリーペーパーの発刊、Webの開設を行っている。 2)市民広報グループ「はまことり」により、新ディレクター川俣正氏を参加させ「横浜トリエンナーレ作戦会議」を開催する。(主催は横浜市芸術文化振興財団)。 「作戦会議」自体は、昨日の話であり、もうすでに終わっている。 曽田さんのBlogを見ると、今回は川俣正氏がトリエンナーレのテーマとして掲げる「アートサーカス」について、少し輪郭がつかむことができる。それは、市民と観客とのコラボレーテッド・ワークが核になるようだ。 しかし・・・ 「今回の出展作家の中には、見る側とのコミュニケーションのあり方を作品化するタイプの人たちも多く、また、全体にも、展覧会の構造が入れ子構造になっていて、アーティストが観客やボランティアや他のアーティストを招き入れるような、「展覧会内展覧会」的なものが多くなるだろうとのことだった。」 まだ、よくわからない。パヴィリオンを作家ごとに造る。あるアーティストのハコの中で観客と他のアーティストが参加し、作品化を進めるということであろうか。 コラボレーテッド・ワークを担当する芹沢高志氏は『とかち国際現代アート展「デメーテル」』の総合ディレクターである。その「デメーテル」のサイトのなかで芹沢氏は、<会期中、時間とともにハード、ソフトともに変化し続けた>と述べている。 また、YCANのサイトでの南條史生氏へのインタビューでも、前回の横浜トリエンナーレのアーティスティック・ディレクターとして「さまざまな事件が起こる前で、次々にそれを解決する決断力も必要になる。そういう細かい判断の積み上げで、全体が出来ている。それを通り抜けたという実感が、残る。」を述べている。事業を成立させるということは、その通りスムーズにいくことがないとわかっていながらも、用意周到に事前準備を整え、会期中のあらゆるイレギュラーな局面を乗り越え、うれしい誤算を血や肉としながら、無事終える、そして、参加した皆に、「もう一度」という継続発展の魂を灯すということである。そんなことを両者の意見から考えた。 また、南條史生氏はインタビューの中で、「国際展は地元だけ見ていたら失敗する。国際的な評価も、計算に入れなければならない。そういう意味でハードルは二つある。そこが、こうしたイヴェントの大変なところだ」と本質的な課題を挙げている。 実際難しい問題だと思う。国際展を続ける以上は必ず見据えておかなければならない重要な課題の一つといえる。しかし、あせってはいけない。まず一つのテーマに特化して、事業を成立させそのフィードバックを次回に生かす。そこでは「でかい花火を一発打ち上げること」に神経を集中させてはならない。その8割程度の花火を常に打ち上げる力をつけようと努力することのほうが事業の継続性の面から有益だからである。 by stoneroses8010 | 2005-02-20 23:25 | トリエンナーレ
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