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2007年 01月 18日
論文提出が終わって、しばらくは論文を見ないだろうと思いつつも、ヒヤリング先の方には、(軽くプレッシャーをかけていただいたこともあり)お礼の意味も込めて、論文を送らなくてはと思い、校正し直している。他の方も、(ありがたいことに)読みたいとおっしゃるので、口頭試問の準備も兼ねて、見直し。 まあ、見直すと加筆修正したい部分は当然あるわけで、中途半端で提出したもんだなぁと早くもがっかりしている。すいません、差し替え無理ですか? 来年度に向けて、準備しておきたいことを決めつつ、実行しつつ、とりあえず、2月まではゆっくりと。 部屋に3月の展示のサムネイル(6切)を張っていく。あと、5枚欲しい。やりたいことが見えてきた。 2007年 01月 13日
昼間は、来年度以降の方向性を見定める上で、行っておきたい説明会に参加する。 自分が想像していたのとは少し違うようなので、検討が必要。 自分が今後10年、進むべき方向を見据え、どう向かい合うべきかをよく考える必要がある。 夜から飲み会があったのだが、時間が空いてしまったので、スタバで本を読みふけりながら3月の展示のコンセプトの原点を再確認する作業をする。 内田樹が以前、構造主義関連の新書で書いていたラカンの章の「自我」「私」「主体」に関する文章が興味深い。要約すると、「自我」っていうのは、主体が語ろうとしても届かないものである。が、それはコトバすら呼び寄せる引力をもっている。だから、対話というのは、自我が何であるかということじゃなく、「自我のありかを探り当てて、その「作用」を見切ること」というもの。 これを読みながら、見えないものを視覚化することで、人知れず存在している構造を浮き彫りにしようとする作業って、実は、その構造がなんであるか、はたまたその構造を引き起こされる核みたいなのを視覚化しているのではなく、「作用」から生まれる表面的な力学をなぞっているにすぎないのかなと思ったりする。 そして、夜に飲み会。院生仲間と飲む(まあ、論文打ち上げみたいなもの)。久々に学生の時のように飲んだ。結構皆論文提出ギリギリだったみたいね。情報交換できたりして、楽しめました。これからもよろしくお願いします。 2007年 01月 12日
ついに論文提出の日。その数日前には、プリントアウトも完了し、呑気に構えていたのだが、製本要領に従っていなかったことが昨日発覚し、プリントアウトし直すと同時に、要約も添付しなくてはならないことも判明し、あわててA4、4枚ほどの要約を作成する。 帰宅したのが、11時前だったので、それからなんだかんだで3時までかかる。こんな筈じゃなかったんだけど。 で、当日。不測の事態が起こることも(まあ、ないにしても)ありえたので、昼には論文を提出する。 担当教授のところにも顔見せして、口頭試問の日程調整と雑談などなど。年末から年始にかけて本当にいろいろとお世話になりました。 昼は学生がはけてから生協へ。また違う先生と一緒に昼食。どうも院に進む人が少ないみたい。嘆いておられた。 それから、京都に出て、メディアショップを経由。風景論か都市論関係の本を探していたのだが、結局、美学関連の本を購入。最近「美学」に弱い。 京都シネマにて久々に映画「リトル・ミス・サンシャイン」 壊れた車を押し、エンジンかけながら、家族が走り出した車に一人、また一人と協力しながら乗り込んでいくシーンが何回もある。なぜかそこが心地よい。車の中では、話を全くしないかけんかするかのどちらかなのだが、そのシーンが協力的だけに、その対比に頑張って乗り込んでくれと応援してしまう。 あと、ニーチェ崇拝者の兄が、色弱で憧れのパイロットになれないとわかり、車から飛び出し、土手を降りて、失望のあまり三角座りしているときに、妹がそっと寄りそうシーンは、情感的にどうとかじゃなく、それを遠くから見ている他の家族が背景となる平面的な光景に、家族の抱えている構成要素が幾重ににじみ出ているように感じて、単純に立体的でいいなと感じた。(このシーンがパンフにも入っていたので、購入する) このニーチェ崇拝の兄は無言の誓いとやらでしゃべらないのだが、序盤は自分勝手なことをいう家族に対して「嫌い」と素直に示し、グランパが死んでママが悲しんでいる時には、「ママをハグしろ」とそっと妹に指示したりと、至って健全なヤツだと思う。 恋人は去り職を失い自殺未遂をはかったプルースト学者の伯父は、カリフォルニア行脚に同行し、ニーチェ兄に「勝ち」「負け」という物語のファクタ(勝ち組、負け組みという基準)に、負けとは、自分であきらめ物事にぶつかろうとしないことと示す。要は、生き方ってこと。それにしても、プルーストが、ゲイでかつ、20年一度しか本を出さなかったことを初めて知った。 家に戻ろうとすると、車の部品が納入されたので、修理できると連絡あり。閉店ギリギリで車を店にもっていく。 2007年 01月 06日
年末年始頑張ったおかげか、論文がほぼ完成した(それでもシラバスにある枚数を少しオーバー気味。もういいんじゃないの。字数セーブしたし。まあ、それでも気になるので担当教授に一応許可のメールを送る)。提出まであと、1週間弱あるのだが、この時点での完成を急いだのは、私がこの時期4年連続でインフルエンザにかかっているからだ。去年は今年の今ごろにかかっているので、それを恐れ、なるべく早めに仕上げようと心がけていた。 まあ、今のところは、カラダに問題ないので、一安心。しかし、月曜は休日出勤なので予断はまだ許さない。とりあえずゴールは見えたので、ようやったなぁと一息ついている。(これで、枚数のダメだしされたら問題だな) 今年の年越しはBunkamuraで東京フィルがカウントダウン曲としてやっていたエルガーの「威風堂々」を見ていた。ものすごくよかった。現地でも見てみたい。2年前はボレロだったと思うんだけど。 さらに、数年前は、知り合いの人がいる店がキトクにも年越しで店を開けていたので、そこでカウントダウンなんかやっていた。いろいろ思い出してしまう。 今年は、「何か小さなことでもヒントをもらう」という姿勢で、「貪欲」でありたいと思う。 2006年 12月 28日
担当教授より第一稿の査収の結果が知らされる。おおむね問題ないらしいので、このまま進むこととする。が、字数オーバーしているにもかかわらず、ひとつ盛り込んだらいいかもと思う論点を思いついた。もうこのまま出しちゃってもいいかもとも思う。さて、どうしたものか。 公開するだろう作品群のインクジェットとラボプリントを見比べる。 どちらがイメージに近いか。ディテールをとれば、ラボなんだけど、インクジェットのウソっぽさもコンセプトに合う。この間観た「写真の現在」でもインクジェットが多くなっていた。無論これはドラムスキャナなどを駆使したもので、家庭仕様ではないんだけど。 さて、どうしたものか。 気がつけば、ブログ始めて3年目か。読み返すといろんな人と会って来たなぁという印象。 自分とも、他者とも向き合う姿勢が大事。 2006年 12月 17日
論文。 かなり、字数切り詰めて書いたつもりだが、(注)入れてたら、字数オーバーの予感。 これからは、整合性の勝負。ぬぬ。 東近美でやってる「写真の現在3」展に無性に行きたくなってきた。 2006年 12月 14日
論文第一稿ができた。ただし、本文だけ。 註と図の整合性をあと、2,3日の間になんとかして、形にしたものを担当教授に見せて・・・。 年末はその修正をする。 なにも考えず、しこたま映画が観たい。「クリムト」がこのままではおわっちまう。 2006年 10月 21日
10月のこれまでは、論文作成にも取り掛かることができて、ある程度進みつつあるが、これまた論文を少し脇においておかなければならないことが起こり、間に合うかどうか少し心配。 今日は、以前取材した施設に電話取材していた。メールで不明な点を質問したら、電話で応じるというので。 私が取り上げていた事例が、どうも休止状態に陥るらしいのである。あまり具体的には書かないが、美術館への市民参加が館長による集客主義により、シャットアウトされたというのである。20年前への逆戻りであり、財政逼迫と、博物館の存在意義、マネジメントのあり方まで、これまで論議、実践してきて、美術館は一体何を学んでいたのかと落胆してしまった。私以上にお話してくれた学芸員の方は落胆していたけれども。 学芸員の方の、美術館への市民参加の推進は既存の体制にとっては、専門性の侵略となる。それは前衛でもあり、危険視されるものでもあるというコトバが印象的だった。 もちろんこの方は、そうは思っていない。そう思う既存の支配体制の方がいまだ大勢いることを暗示的に述べているものである。 むろん私もこの考えには反対の立場であり、そのあたりを論文に組めればと思っている。 2006年 07月 11日
最近、ギャラリストや写真家と話する機会が多く、どうも写真中心の生活。新たなシリーズに対する取組みなども話す。作家研究の一環として、横尾忠則を最近よく見ている。写真とは全く関係ないけど、構想力がとてつもなく素晴らしい。 中間発表も近づいているのだが、ほぼ予定通り。 院の授業。ブルーグラスについてのレクチャーとそれを研究しているD1の方の発表が主な内容。ブルーグラスを知る上でよい機会になったが、その後の先生のまとめ方がどうも気に入らない。 ブルーグラスは、地域社会とボランタリー社会の間に介在し、そのミュージシャンが演奏の担い手であり、その享受者でもある。そして、フェスティバルなどでその場に集うメンバーの音楽性のぶつかり合いと共有が新たな音楽を創るという。 それに対するものとして、「ロック」を持ち出し、それはグローバル経済に介在し、若者文化という閉鎖されたもののなかにのみ存在するものだという。さらに、その「ロック」は、利益重視の商業主義であり、ライブよりもメディアを軸とした展開が利益に捕らわれているだのいろいろ続ける。そしてさも商業主義の申し子のように「ロック」が誕生したとおっしゃる。おそらく、プレスリーを原点としてお話されていたので、どうも1960年代の経済成長、反社会性と音楽の絡みが「ロック」としてあると思っておられるようだ。 私は、まず「ロックが若者文化」という意味不明な定義が理解できない。 ロックも起源ははっきりしないけど、1940年代からのブルースやカントリー、R&Bといった下地があるのに、商業主義に乗っかれば、さも「若者文化」に迎合した音楽が突然現れたという言い方にはどうも違和感がある。 ジョン・レノンも浮かばれんな。 さらに、メディア優先主義についてだが、CDやDVDといった複製媒体のことを指しているのだろうか。記録媒体が進化すれば、それをより多くの人に届けたいと願うなら率先して使うに決まっている。また、表現媒体として使うのであれば、表現の可能性として使いたいとも思うだろう。ライブの重要性もわかるが、その対立軸としてのメディア優先の批判はどうにも理解しがたい。 ブルーグラスがどう発展していき、どういった活動が展開され、その特徴はどんなものかと論ずるだけなら問題ない。しかし、その対立軸として「ロック」を持ち出し、「ロック」グローバリズム、「ブルーグラス」はボランタリーな音楽性を持つといった対立軸の立て方をする必要性が全くわからない。 2006年 03月 19日
昨日に引き続き、平塚で取材。 平塚市美術館。WSCという市民主体で博物館活動を行う団体の活動実態調査。 ここでも「こうだったらまとめやすいだろうな」と思っていたことが、少し当たっていたので、安堵する。 浦安の分業と打って変わって、担当の方ひとりの血のにじむような独力による実践過程を伺い、感心する。 もし引退することになったらどうなるのかと伺ってみた。即答で「なくなることになる」とおっしゃっていた。しかし、ソフトというのは人についてくるものである。それはおかしいことではないと意見を付け足された。 「公立」の施設として、それはどうだろうと思ったが、実際はそういったことはここだけの話ではない。 プロジェクトの生成過程は、「自然発生」的に目標や役割、コンテンツを作っていく。それにはメンバー同士、メンバーと担当者との対話がポイントとなっている。「なぜこれをやるのか」「なぜこうではいけないのか」はとことん説明するとおっしゃる。そして、メンバーの能力や適性を、作業をともにして行く過程で見極め、それと同時に施設の方針や予算など多角的に分析しながら、プロジェクトをステージアップさせるコーディネイト法だった。 そして、担当者(コーディネイター)はメンバーとぶつかって、ともに実践を繰り返すことで一人前に育っていくことになる。 いろいろ話した。気がつけば、自分のことも話していた。インタビューしながらされてしまったようだ。5時間ほどお邪魔することになり、ICのデータもいっぱいになってしまった。 いや、もはやインタビューじゃなかったな、あれは。 居心地がよかったので、アトリエでいっしょにダベっていただけのような気もする。 帰り道にここ2日で聴くことのできたすべてのこと、戴いた資料にこれをどう収束させていけばいいだろうか、いや、それだけではすまないだろうなと考えたとき、すこし目眩がした。 < 前のページ次のページ >
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