確証はない。それを信じるしかない。

meetsall.exblog.jp
ブログトップ

<   2007年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧


2007年 06月 24日

絶筆展 ダイアローグ

金曜に、AD志望の友人と飲み。
写真のクラスで知り合ったのだけど、それまでやってきたこと(今は全く違うシゴトをしている)などを聞く。なかなかしっかりした考え方を持っていて好感が持てる。
写真については、こっちが詳しいこともあっていろいろ話したが、今後こっちが教わることが多そう。大変楽しい飲みだった。

土曜は雑事をしてから。撮りと兵庫県立美術館の「絶筆」展を観に行く。
岡鹿之助の画一的な建物と自然が等間隔で並び、全体的にぼんやりとした雰囲気がどこでもない場所を想起させる。この「どこでもない場所」という表現のあり方が参考になる。かなり平面的で、記録というより記憶を思わせるぼんやりとした空間。
どこだか思い出せないけど、視覚的になんとなく覚えているという感じなのか。
阪神高速5号線の上りは走っていて楽しい。いろんなアンバランスなものが、遮音壁から見え隠れする。これをずっと走りながら撮ることってできないのかな。

日曜は、滋賀県立近代美術館の「ダイアローグ」展を、違うテーマの写真を撮りながら観る。(これについては、雨が必要だったもので)
コレクションを活用するキュレーションの第2段。で去年の「センシビリア」展がなかなかよかったので、観に行った。
滋賀の現代美術作家の作品と収蔵品との「対話」を目指すなかなか面白い企画。
なかなか消化しきれていないのだけど、よく作家が言葉にする「抜ける感覚」とか、「触覚的視覚」というものが、なんとなくおぼろげに見えたような気がする。
「抜ける」とは主体だけでなく、客体にもつながりがあって、主体だけを人は見ているのではなく、同時に客体とされているものも見ている。そのつながりの同時性を目の当たりにすることで、「抜ける」感覚を持てる(んじゃないのかな)。

その後、併設の図書館で、写真集物色。
コンセプチュアルなものに惹かれつつも、感覚的に多く撮ることで成立するテーマもやってみたい気がする。よくやるのはスナップだが、ストリート系はやる気しない。
ホンマタカシは写真は現代美術よりで、日本の文学的評価が息苦しいとある対談で語っていた。私もこれには、かなり同感で、日本人だけにしか伝わらんような「細やか」な部分が過大に評価されているのが今のように思える。

友人に君の写真はヴィム・ベンダースの雰囲気がある言われる。
「パリ・テキサス」はよいから観てみたらと勧められる。
ヴェンダース、リンチ、ジャームッシュはW.エグルストンの写真の影響を受けているとされる。ジャームッシュにそういうところは感じなかったけど、ヴェンダースは観たことないので、どこかで借りようとするも伝手がない。amazonで買うことにした。
[PR]

by stoneroses8010 | 2007-06-24 22:22 | arts全般
2007年 06月 17日

キサラギ カラープリント


また今週も生活の雑事がうまくはかどらず、来週を迎えてしまうことになりそう。
洗濯もできてない。どうなのよ、この状態。

当然シゴトからみっちりときっちりこなしておかなければならず(今、換えがきかんことやらされているからちょっとキツイ)、金曜にへとへとなりながら、帰宅してから、
土曜に友人らと京都に行かなければならないので、適当に段取りしてたりしたら、
もう22時過ぎ。土曜は何もできないので、それから日曜に見せるカラーをみっちり気合い入れて焼くも、バットの液温管理が甘いせいか、薬品の入れ方がマズイのか、本当にうまく仕上がらない。ある程度やってあきらめて、スキャナで仕込んでいたネガからの出力に切り替え、コンセプト案まとめ、片づけしたらもう4時。
すこぶる腰が痛いので、すぐ寝る。

土曜は、友人ら京都。私は早出。
映画「キサラギ」を観る。
前評判どおり面白かった。物語の核心に進むに連れて、いろいろ人間関係が明らかにされていくのだけど、その辻褄合わせがスゴイ。作り込み過ぎな部分があるけど、ここまでくれば笑うしかない。「如月ミキ」というアイドルへの想いを互いにぶつけ合うのだけど、それが明らかになっていく関係(互いに殺しあいかねない)とあいまって、皆が「ミキ」に対する感謝に昇華していくところがなんかよかった。バカバカしいと思いつつも、楽しい。

その後、先斗町で京料理食べつつ、鴨川へ。楽しいひと時でした。

日曜
朝から写真のクラス。
カラー写真のWS。思ったとおり、プロセッサ使う現像処理を教えてもらうが、なぜかカラーコントロールが上手くいかんわ~。しかも、メンバー10人ぐらいで全暗室入って、声かけながら、自分の位置確認して、露光して、プロセッサに放り込む作業するから、怖くて怖くて。もとから、一人以外で暗室入るのあまり好きじゃないし。

プロセッサに放り込んでいるときも、いちいち一枚放り込むごとに電気つけるの効率悪すぎるから、おそらくすべて全暗室でやるんやろなぁと思う。となると、バットで液温管理きっちりやっても煩わしさは確かにあるけど、それほど大差ないんかなと思ったり。
あ~、でもプロセッサほしいなぁ。(むり?)
今回の作品の仕上げは、どうせ半切以上にはなるから、プリントは外部になるし、そう考えたら、自分でカラー焼くことに執着せんでもええかなと思ったり。

午後からは、各自プレゼン。
あまり考えてない人が多かった。
ちょっとおかしいと思ったのは、自分が面白いと思って、それをやろうと発表しているはずなのに、発表の段階で、迷いが出たりとか、消沈したりとか。
自分が自分を納得させんで他人納得させるのは無理やろ!と思った。
それ写真以前の問題。

最近よく思うのは、表現って、動機が見えてて、自分が面白がっているものを発見し、それをいかに他人に伝えるか。もうそれでいいじゃないのと思う。
どう「伝えるか」というところが、やはり問題で、今日も思ったのは、各々考えていることとか、見聞きしていることは面白いから、それを自分で面白がって上手く外部化しようとすりゃいいけど、自分でやりきっていると思うからそれでいいというスタンスが公言せずとも見え隠れしている部分があった。それってかなりもったいないと思った。

ティルマンスって、写真集で観たら、そう、うわって跳ね上がるもんじゃないけど、展示という伝え方で観たら、やっぱり何か見える。面白いと思うことがあって、それつきつめて、伝えようとしている姿勢やと思うなぁ、これ。

写真家として食っていけているほど、センスやらガッツの持ち主ならともかく、我々、凡人は伝えたいこと200%以上出さんと、50%も伝わらんと思う。
こういう写真家のテイストを目指しているといっても、そんな感じ盗みつつも、裏では伝えようとするものを出す努力と地道にせんと。
正直、海外(まあ、日本もそうだけど)で、才能ある人は10代やら20代前半で世に出る。
何年やっても、モノにならないのなら、そういう自分を受け入れて死に物狂いになるしかない。まあ、これもどこにゴールおくかによるけど。

まあ、かくいう私もこうするというのはあるけど、どうしたら伝わるか悩みの連続。
カラープリントどうしよ。あくまで自宅にこだわるか、24時間仕える学校行くか、それともフィニッシュのこと考えて、デジでしのぐか。
(覆い焼きや焼きこみはアナログの勝利。あの細かな感じはデジタルではなかなか数秒でできん。できたとしても時間がアナログより途方も無くかかる。)

加えて、己の様々な身の振り方もホント悩む。
もう、占いでも行って、その通りにしようかな。
だれか細木数子紹介して。
[PR]

by stoneroses8010 | 2007-06-17 22:59 | arts全般
2007年 06月 13日

アフォーダンス

大変好ましくない時間を過ごしてしまい、ブログも放置気味だった。
新しいシゴトがどうにも上手く舵取りできず、やられ気味。
まあ、それでも、0泊3日で撮影のため関東に行ったり、自宅でカラープリントができる体制を整えたりとただやられているわけではないのですが。

最近、ホンマタカシを見直している。最初見たときは、あまり好きになれんなぁと思っていたけど、彼の郊外に対するアプローチ(アイスランドの写真集含む)には、実はアフォーダンスと深く関わっていて、自らが瞬間や場所を特定させることよりも、自らの身体がとある場所でずんずん進んでいくことで、見るものがどんどん受身的に開かれていく感覚がある。彼自身もジェームズ・ギブソンの知覚論をちゃんと見直しているようである。
佐々木正人との対談はなかなか面白い。

佐々木正人が、全体とそのディテールの肌理に包まれている(歩いているのときによくある感覚なんだそうだが)感覚が、アートの本質と言っていた。アートの本質がどうかはさておいて、その全体と肌理ということが、一挙に観ているものを包みこむということを目にしたとき、「あー、これこれ」と妙に晴れやかな気分になった。

あと、なんだろ。そうそう、カラープリント
これがすこぶる上手くいかない。なにがうまく行かないかというと、カラーコントロールがそう。今所持している引き伸ばし台がFD690とモノクロ専用なので、かなり面倒な方法でカラーフィルタをコントロールするわけだけど、慣れないせいか、うまくいかない。
おまけにネムい仕上がりになる。どっかから光でも漏れてるんだろか。
プロセッサが欲しい。

新世紀に出すために、金をやたら使った。Mioがまだあるので、それに向けて。
あと、日曜には、今年度のプランをプレゼンせんとならんので、その準備(むろんできてない)。
[PR]

by stoneroses8010 | 2007-06-13 01:27 | arts全般