確証はない。それを信じるしかない。

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2009年 07月 31日

大雪山での出来事

北海道から戻ってきました。
トムラウシのあの事故の翌日に北海道に行って、その3日後から大雪山を単独で登ってやろうというのだ。
少ないのかなと思っていたら、結構いるものですね。

私は、縦走はしなかったけど、計4回(黒岳、赤岳、旭岳2回)ピストンで登った。
その中で、少し思い出深い出来事を一つ。

旭岳1回目のとき。
その日は、かろうじて雨は降らなかったものの、視界は不良。登れば登るほど霧で視界はせまくなる一方だった。6合目からは、木は生えずなんの遮蔽物もない火山のような岩、土がかなりの斜度で残る登りがずっと続く。

私は、ふと腰を下ろし、角度45度近くのそうした岩、砂がずっと折り重なっていく風景を見降ろしていた。
天気がよければ、視線のその先は、数十メートル先の次なる山の斜面で遮られ、普通の風景になってしまうところだが、そこは、うまく霧が遮り、その大地がどこまでも続くかのような錯覚を起こすぐらい広がっていた。


私は、頂上の風景や植物や絶景にはあまり関心がない。
達成感などもっとない。次ここ登ろうとか、百名山目指してやるとかいう野心もない。
それよりも、登って行くうちに見せる場の空気のゆらぎ、光がみせる変化、それを体感している自分、目のまえで起こる、人と風景が見せる
ちょっとした違和感、ときには笑い、ときにはイラっとする感覚に興味があって登る。
映画を見ているような気分。それに出会いたくて登る。



下り9合目あたりで、家の近くのコンビニに行くみたいな恰好で、ひょいひょいと写真を撮りながら駆けて登ってくる若い男とすれ違った。よく見ると、異国の方。(山であう異国の方は、驚くほど軽装な方が多い。)

そのときは、全然気にも留めなかったが、下り6合目あたりで、追い抜かれてしまった。

!!!!!!!!

いくら私が写真を撮りながらとはいえ、その男のとてつもないスピードに驚いた。
まぁ、写真撮りながらだからしょうがないと思っていたら、その男も、とんでもないスピードで、いたるところ写真を撮りまくっていた。
撮りながら、下りていく。それは「ただの観光写真」では済まされないものだった。狂ったように撮りながら下りていく。

私も下りながら、彼を観察していた。

彼は、半笑いで昇天寸前のようだった。要は、トランスしているのだ。

彼は、全身がアンテナのようになっている。あらゆるものに反射しているのだ。

「反射」することは、難しい。「考え」が入ると反射しない。

御託やシンパシー、思想なんかくそくらえ。
世界をもっとよく見る。そして反射しろ。

なんか、そう教えられているような気がした。

下りきった後、彼は私に振り返り、こういった
「スマーイル!」
そういって私を撮っていた。

なんだか、不思議がって、ついてくる日本人に、彼も不思議でしょうがなかったんだろう。


気が向けば、また北海道での出来事、書きます。
明後日からは、フジヤマに行ってきます。
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by stoneroses8010 | 2009-07-31 22:46 | 我思ふ
2009年 07月 10日

TOKYO PHOTO2009

http://www.tokyophoto.org/

これは行かねば。
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by stoneroses8010 | 2009-07-10 23:49 | photo